2014年5月7日水曜日

宮沢賢治の童話のこと

今の若い方たちは、宮沢賢治の童話といったらどの作品を思い浮かべるでしょうか?やっぱり銀河鉄道の夜あたりでしょうか。時代背景の違いの大きいものはどうなのでしょう。風の又三郎を子供の頃、親の買ってくれた昔の旧仮名の岩波文庫で読んで、なかなか意味が理解できなかったのを思い出すと、今の子供ではどうなのだろうと思います。

本当は宮沢賢治の作品には子供が読んでも十分に面白いものもたくさんあるので、今の子供たちにも、読んで楽しいもの、面白いもの、わくわくするようなものから取りかかってみてほしいと思います。有名なもの、教科書にも出てくるようなものからより、小作品にもとてもよいものがたくさんあります。

昔の言葉づかいや方言にひっかかって先に進めなかったりするかもしれませんけど、外国語とおなじで遮二無二読み進んでいるうちに意味もわかり始めます。宮沢賢治の作品を知らないなんてもったいない。今はyoutubeやニコニコ動画の朗読やラジオドラマを探すと、けっこうよいものがたくさん聴けます。

朗読 宮沢賢治で探せばいろいろあります。今、わたしはそれをウォークマンに取り込んできいているのですが、子供の頃に面白かったもの、心を打たれたものが、改めて今の自分に向かって甦り、語りかけるようです。

水仙月の四日の雪の幻想的な場面、よだかの星の悲しい、しかし、深い宗教的なはなし、超有名な銀河鉄道の夜、どれをとってもこういうのって、時代をこえて、大人の心にも子供の心にも何かを語りかけてきますね。

ぜひぜひ、読んでも聴いてもとにかく宮沢賢治の作品に触れてみてほしいものです。

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