2014年5月21日水曜日

動物たちから教えられる

ブログ友達が北海道にいて、釧路市動物園を拠点に北海道だけでなく各地の動物園の特にホッキョクグマの話を書いておいでですから、こちらもいつのまにか北海道や国内の動物園やホッキョクグマに関心を持つようになりました。始まりは数年前に釧路市動物園で生まれた、生まれつき背骨や後ろ足に障害を持ってこの世に生まれてきたアムールトラのタイガとココアの兄妹を知ってブログに記事を書いたことからでした。 タイガはすでにこの世を去り、ココアも最近の検査で内臓に異常が出てきているそうですが、生きている限り、元気な姿をみたいものです。そのアムールトラのことから釧路市動物園のホッキョクグマのツヨシに出会い、ツヨシとクルミが結ばれてよい赤ちゃんが生まれるのを願っていたわけですが、なんとツヨシは女の子だったのでした。 というわけでクルミは秋田の男鹿水族館のホッキョクグマ、豪太のお嫁さんとして男鹿水族館に行き、ミルクが生まれたのでした。ツヨシが気になりますが、これも時と相性の問題があるので、ちょうどよいときを待つしかないようです。 ツヨシの妹は旭山のピリカと、おびひろのアイラ、別れ別れに遠くに言った双子の女の子ともう一組、双子の男の子、名前を書かないのは多すぎて覚えていないためです。ミルクとおなじ年齢の双子の女の子の方はこちらがミルクに気をとられてあまり円山動物園のホームページやユーチューブを見に行かなかったので名前もあまりおぼえていなかったのでした。 しかし長女のツヨシと次女のピリカに関しては、母グマのララの子供に対する態度がまるで違うのを見聞きして、人間の親の子育てによく似ているのに驚いたのでした。ララは初めて無事に生まれたツヨシには、それこそ舐めるように手をかけ、気をつかい、ちょっとのことでも心配したのが、ピリカのときはツヨシのときのようにピリピリしなくなったし、放任主義になってきたのでした。双子の男の子、それからアイラ、双子の女の子と、子育ての経験がふえるにしたがってツヨシのときと、ピリカのときほど極端な違いはなくなって、お母さん熊のちょうどよい愛情をそそいできたようです。 動物の親子も人間の親子も基本的なところは殆ど変わらないのだなあと考えさせられたのでした。人間の世界では、ホッキョクグマとちがって、2歳くらいでそれぞれ親から離れて独立しませんから、同じように生まれた順番の影響に縛られながら何十年もいきていくのですが、動物の親子、兄弟をみているとあらためてさまざまなことを考えさせられ、教えられるのを感じます。 動物園、水族館たまには出かけてみてくださいな。子供だけでなく、大人にとってもなかなかよいところだと思いますよ。

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