2014年3月25日火曜日

メインブログからの転載

半信半疑

 
NHKオンデマンドの見逃し番組を見ているうちに、NHKスペシャル「超常現象」というのがあった。

NHKがやたらな話を出していいのかと思ってしまうのだが、それでもつい見てしまい、ついでに、確かにそういうことってあったりするから困るんだなあ、などと考えが二転三転する始末だ。

確かにこの世の中にはどうも変なことも時々起こるような気がする、というか起きると思う。でもなぜかなんてわからない。それを本気で科学的に検証し調べようという方々もいるという話だった。

前知らせとか、夢見が悪いとかなら経験したばかりだから、それはあるだろうなあと思ってみていると、科学者の見地では人間の頭脳だか心だかの働きには、パソコンではないけれどお互いに同期しあう働きもあるらしいというのだ。身内はもちろんだが、人間同士ということでもあのアメリカの9.11テロのときのような大事件のとき、まだ何があったのかわからない時点でもすでに他人同士でも多くの人がこの事件で目に見えないショックを感じていたことを示す研究資料が出ていた。

だいたいカトリック教会には奇跡ということが昔から信じられているくらいで、その中には本物もあったわけだ。あの有名なピオ神父様の実に信じがたいような話もちゃんと記録があるのだから、そんなものはありえないなどと簡単に片付けてよいとも思えない。

今は否定され歴史のかなたに消されているイヴォンヌ・エメ修道女に起こったことも、この先科学の見地から見直される時が来ないともいえない気がする。同じ時間に同時に別の場所に現れる、そんなこともこの先、量子論の研究がさらに進んだら、あんがい実際に何が起こっていたのかわかってくるかもしれないわけだ。彼女の場合、レジスタンスとかいろいろ面倒な背景もあったから、単に宗教のレベルだけで捉えられなかったのかもしれない。

このことでわかるのは、なんというか、人間という存在の不思議さだ。そして、そんな夢みたいな話、馬鹿らしいと片付けられても不思議ではないけれど、それでも確かに奇妙なはなしというのはやっぱりありえるのだ。


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