2013年11月12日火曜日

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羹(あつもの)

 
こんばんは~、マリーで~す。

今日はね、うちのおばはんがお鍋をガスにかけていて、まだもうちょっと煮込まないと、ガスを止めて後は明日にできない状況になっちゃってて、しょうがないからあたしもお付き合いよ。

急に寒くなってきちゃって、おいしくて体が温まって飽きない冬のお料理ってことで、あの人、またスープものを作ってるわ。やっとこさ、失敗作のチーズシチューをなんとか片付けたばかりだけど、今、ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモがどっさり買いこんであるから、これを使うお料理が多くなっちゃうのよね。今日のは肉とニンジン、玉ねぎ、ジャガイモまではシチューと同じだけど、それにサバの水煮缶とトマト缶を一缶ずつ入れてるの。サバ缶が生臭いけど、ローレルの葉っぱも一緒に煮込むから大丈夫。

うちのおばはんは、スープとかシチューとかが大好きなのよ。自分で作るのもいいけど、このあいだからロシア料理のつぼ焼シチューのちゃんとしたのを食べてみたいと思ってるけど、ロシア料理ってお店が少ないから特にその気になってお出かけしないとなかなか行けないって悔しがってるのよ。

別にそんなおしゃれなものでなくても、スープとかシチューは簡単でおいしくて飽きないわよね。なにしろ旧約聖書の時代にも羹(あつもの)は出てるから、旧約の太祖たちも羊や牛のスープ料理を作ってたんじゃないかしら。

でも、あの人、時間のかかる煮物なんかのときになると旧約聖書を思い出して開いてみたりするのは何なのかしら。そうか、旧約って人間の生活がそのまま出てくるからかしら。普通の物語や小説に負けない面白さだしね。

聖書って堅苦しく読むのもいいけど、面白い読み物として読んでみても悪くはないと思うのよね。なんか今の時代にも通じるような話がいっぱい出てくるじゃないの。イエス様のお生まれになった世界って、あんまり日本人には縁のない世界だけど、人間の世界はいつの時代のどこの社会もおんなじだなあって思えるんじゃないかしら。

なあんて言ってるうちに煮えてきたみたいよ。あの人、台所に行ったきり戻ってこないからこれもこの辺でおしまいにするわね。ほんじゃまたね。

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