2013年9月20日金曜日

メインブログからの転載

ついでにマクワウリのこと

 
今は亡い母の兄の伯父たち、弟の叔父たちがまだ若くて元気だったころ、こちらはまだ小学生のころだ。母の実家は農家だったから夏になると野菜と一緒にスイカやトウモロコシ、それにマクワウリが我が家にも届けられた。当時は今のような大きくて甘いメロンなどは無くて、プリンスメロンさえまだ登場していなかったから、あっさりした甘さで水気たっぷりのマクワウリは美味しい夏の果物だった。

しかし、品種改良が進み、いつの間にか瓜は立派なメロンに化け、マクワウリはもちろん、プリンスメロンさえ消えてしまったと思っていたら、最近は揺り返しが起こっているらしく、なつかしいマクワウリが時々出回ってきているようだ。スーパーは無理だが、小さな小売店を中心に、気をつけていると買える機会がある。味は昔風のあっさり味だが、懐かしさで買わずにはいられない。

 
マクワウリはこんな瓜だ。

 写真の上下がひっくりかえってしまったのはごめんなさい。
   

NHK特報首都圏でゼロ戦のはなしが

 
実は昔勤めていた会社で、もう亡くなった方だが上司が少年飛行兵か、飛行学校生だったとかで、よく子供のころに兵隊さんに行ったはなしをしておいでだったものだ。

母方のこれもすでに亡くなった母の次兄の伯父がやはり、少年飛行兵だったと聞いている。二人とも無事に戦争の時代を生き抜き、それぞれの人生を終わったけれど、今も忘れはしない。

だからというわけではないが、映画『風立ちぬ』は見たいと思っている。本当は今日はこれを見てくるつもりだったのだ。でも出掛けに駅のマルシェでいつもなかなか手に入らないマクワウリを見かけてしまい、それを買ってしまったので足腰がよくないのに重い荷物を抱え込んでこれは帰りは映画どころではない、荻窪からバスでまっすぐ帰るしかないことになってしまったのだ。

ところが夜の特報首都圏を見たところが、なんと『風立ちぬ』にも出てくるゼロ戦の堀越二郎のはなしだった。ご近所の日産自動車の跡地はいまやすっかり変貌しているが、その青梅街道沿いの一角に中島飛行機跡地の碑が残っているのだ。

これはもうゼロ戦の思い出のためにも『風立ちぬ』はやっぱり見ておかなくてはなるまい。伯父や上司たちの思い出のためにもだ。それが良いとか悪いとかの問題ではない、ゼロ戦にかかわっていたすべての人たちの思い出のためだ。

 

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