2013年8月14日水曜日

メインブログからの転載

コルベ神父様

 
こんばんは~、マリーで~す。

今日も暑かったわよねえ。テレビのニュースじゃまたお年寄りの一家の熱中症死のはなしよ。お年よりは長く生きてきた自分の昔の経験を基準に判断してしまって、変化に追いつけずにいるような気がするんだわさ。お気の毒だけど、周りの変化についていけないのはこの状況じゃ致命的になってしまうのよね。もうちょっとで秋になるから、それまでは皆様方、何とか暑さに負けないでいってほしいんだわ。

うちのおばはんも暑さでアレルギー性の蕁麻疹に参ってるけど今日はねえ、いろいろ考えて、わざわざ古くなってまだ捨てるのも惜しくてしまってあった洗いざらしたソックスをはいてみたら、やっぱり思ったとおりそんなに痒くならないですんでるわよ。どうも新しいのがだめなのね。

今日はカトリック教会では第二次世界大戦中にナチスにつかまって、牢獄でほかの囚人の身代わりになって亡くなったコルベ神父様を記念する日だったの。コルベ神父様は聖フランシスコの精神で生きる修道会のフランシスコ会の一派でコンベンツァルフランシスコ修道会の神父様だったのよ。ちなみに日本ではフランシスコの会は4つあるのよ。小さい兄弟会にコンベンツァル会にカプチン会ともうひとつ、英国教会からカトリックに移ったアトンメント会よ。

ほんでもってうちのおばはんが一時期吉祥寺の在世フランシスコ会にお世話になってたとき指導司祭だったのがコンベンツァルフランシスコ会の山口神父様だったのね。それからコルベ神父様のことを始めて知ったのは40年も昔、お父さんの知り合いの方の会社で写真植字の仕事をしていたころ、会社が神保町にあったから毎日お昼休みは古本屋さん巡りをしていて、そのときに見つけた1冊の本でだったの。

それが霜山徳爾先生の「明日が信じられない」っていうカッパブックスの本だったの。コルベ神父様のことも、津和野に流された長崎の隠れキリシタンの方たちの話も確かその本で初めて読んだのよ。おまけに子供のころからラジオの心のともしびでいつも心に響くお話をなさっていたシモヤマトクジさんが実は上智の先生だった霜山徳爾先生だったことがわかったのもそれがきっかけだったの。そもそもそれが遠藤周作先生やほかの先生方とのへんてこなかかわりのはじめだったんだわ。

話が長くなりすぎるから適当にしておくけど本当に忘れられない本だったのよ。だって今あの人がプロテスタントじゃなくてカトリックなのもその本がきっかけだったんだわさ。だから今日とあしたのマリア様の祝日はなんとかごミサに行かなくちゃって思ったらしいのよ。あしたは大祝日だからミサの時間も日曜日と同じ時間割だわ、お昼の12時のミサは英語だから日本語のミサは朝と夕方よね。それか吉祥寺教会に行くかだわ。

とにかくあの人も、明日は早起きして教会に行かなくちゃって思ったみたいだからこの話も今日はここまでね。ほんじゃまたね。

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