2013年7月29日月曜日

メインブログからの転載の2

日本の神話伝説に今も生きている龍神のこと

 自分の話は終わって、次は今回の猛烈な集中豪雨だ。
 
上尾の丸山さんが残していったアメカゴという新潟のSNSには今もなお、丸山さんの友達が立ち寄っては書き込んでいる。今の話題はなんと言っても豪雨のことだ。不謹慎だったら許していただきたいが、何人かの方が龍神様の名を持ち出しているのが面白いと思えた。

日本の伝説や神話を存分に取り込んで作られているあの「千と千尋の神隠し」というアニメを思い出せばお分かりになるかもしれないが、日本では古来、川や水は神なのだ。それも川の流れの蛇行のイメージからだろう、この神は蛇とか龍の姿をしていることになっている。千尋を助けたハクが実はコハク川という川の主、つまり神だったように。

ここで言う『神』は一神教の世界の絶対者としての『神』ではない、どちらかというと、いわゆる『ぬし』とか妖精のような人間より大きい力を持つ、得体の知れない何かだ。

あの紀州熊野の那智の滝もそうだし、東北地方の古い古い神話や伝説にもかかわる、ある女神もやはり川や水の神、龍神なのを思い出した。とにかく日本人の深層には水の神、龍神のイメージが住んでいるのかもしれない。

単なる空想ではあるけれど、原発の事故以来、地下水も川も海も放射能で汚しっぱなしの人間を水の神、龍神は怒っているのではあるまいか。今回のとてつもない豪雨や川の大氾濫を見ていると、つい何かそんな気がしてきてしまう。

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