思い出
こんばんは~、マリーで~す。
それはとにかくあの人、今日は前から楽しみにしていたNHKスペシャルの深海の生き物シリーズで、見たこともない姿格好のいろいろな深海のサメを見て、なんだか知らないけど、以前聖歌隊で一緒にアルトで歌っていた方を思い出したのね。
その方は晩年は認知症も出て、最後のころはほとんどお会いしていなかったけれど、とても面白い方だったのよ。一生独身だったけど姪の方がそばに住んでいたから、その方がいろいろ面倒を見て、亡くなった後も教会のことに詳しい方に相談して、教会の地下墓地のお墓に叔母さんに当たるその方を納めてくれたから、うちのおばはんでもいつでもお墓参りができるんだわ。
その方が生前、話して聞かせてくれた話が、すごく印象的で今でもうちのおばはんも覚えているのよ。ある時、デパートの展覧会で、たくさんの種類の虫の蝶々の展示を見て、もうこんなにたくさんの種類の蝶々なのに同じものがひとつもなくて、見ているうちにこれを全部神様が造ったのかと思ったらものすごく感動したって言ってたの。
うちのおばはんも今日の何種類もの深海ザメを見て、蝶々みたいにきれいなものじゃないけど、このすごい生き物たちもみんな神様が造ったのかって思えたのよ。鯨の死骸を自分だけで独り占めして食べるんじゃなくて、ほかの小さい生き物たちが食べられるように見張り役を果たす巨大ザメのことも、やっぱり神様の御手の働きを感じちゃうんですってよ。
科学と信仰は違う方向を向いてるはずなのに、不思議よねえ。久しぶりにその方を思い出して、うちのおばはん、巨大ザメも見え方が違っちゃったみたいだわ。
今日のはなしはそんなところよ、ほんじゃまたね。
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