2013年12月13日金曜日

メインブログからの転載

かぐや姫の物語見てきました

 
正直これは若い方々に理解されなかったとしても不思議はないだろうなあと思いました。

私は一神教のキリスト教カトリックの信者ですけれど、日本人ですから先祖代々の血縁地縁では古い神道的な感覚も仏教的な感覚もしっかりと受け継いでいるのを自覚しています。その感覚が教えてくれるところでは、はじめの『まわれまわれ・・・』と歌いだすわらべ歌は、自然と日本の四季の移り変わりや、仏教の輪廻転生を連想させられるわけです。

この映画が語っているのはかぐや姫の運命と言うだけでなく、私たちひとりひとりの誕生に始まる一生であり、生と死の移り変わりのように思います。だから見終わるとなんとも言いようのない悲しみがひたひたと心に押し寄せてくるのです。でも同時にそれが終わりではなく、より大きく言えば地球の歴史、宇宙の歴史の中でこれまでにも何度も繰り返されてきたことなのを思い出すのです。

それはあのわらべ歌や主題歌にも現れているように思います。

それで終わりとなると、ではキリスト教は何なんだということになりそうなので、多少つけくわえます。キリスト教はというか、キリストはこの生と死の移り変わりの繰り返しを断ち切るためにこられた方だと思います。
  
 四谷の雙葉の修道院の受付にはこんな手作りローソクが置かれていました。これは心に溢れてくる悲しみを消し去る灯火ではないでしょうか。
 

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