2013年12月25日水曜日

メインブログからの転載

喜びも悲しみも

 
クリスマスおめでとうございま~す。マリーで~す。

今夜はクリスマス・イブ。あと1時間で本当にクリスマスよ。うちのおばはん、お昼ごろは四ツ谷のイブミサに行って、一回家に戻ってから夜中に吉祥寺に行こうかな、とか考えていたの。ところがさ、四ツ谷で思いがけなく古いお友達に出会っちゃって、帰りに一緒にお茶を飲みに行ってお互いにちょっと話したのね。それでお友達の近況を聞いてなんだか今夜はもう出かける気がしなくなっちゃったのよ。

だってさあ、その人、去年の今頃は末期癌だったけどものすごい大手術を受けて助かったばかりだったの。それから1年で今日は再発して今は11日おきに抗癌剤治療で入院と退院を繰り返しているんだっていうのよ。うちのおばはんだってショックよ。お父さんのときのことや、日経新聞の知り合いのときのことがあるから、心配はしていたんだけど、それでもあんまり考えたくなかったのよね。でもやっぱりだったんだもん、なんか気持ちが落ち込んじゃったみたいよ。

このお友達はうちのおばはんより歳は上なんだけど、お互いにすごくよく似ていてそれでいて正反対っていう面白い関係で、お互いに引き付けあいながら、反発しあったり、競合関係だったりっていう、それだけ表面に見える以上に深い関係のお友達なのよね。彼女のほうは多分まだ1年くらいは生きられるんじゃないかと思うとかって自分では言っていたけれど、人間の生命って本当のところ誰でもいつどうなるかわからないんだものね、当人が思っているほど時間があるかどうか、逆にもうちょっと長いかもしれないし、こればっかりはわからないのよね。

抗がん剤治療を28回も受けていてまだ生きている人は初めてだって病院で言われたんですって。それだけあちらは元々が頑健な体質なんだけど、それでもいつかは限界が来ちゃうでしょうし、そんなことを思ったらうちのおばはん、いつもの年のように単純にクリスマス気分じゃなくなっちゃったらしいわ。

自分の妹のほうも病気のことはまだ詳しい話をきいていないし、なんだか切ないのよねえ。先のことばかり心配しても仕方がないんだし、せめて今元気に生きている人たちがみんな毎日を喜んで生きられますようにって心から祈ってたわよ。

人間て本当にへんてこりんだわ。たった1日のうちに喜んだり、悲しんだり心配したり全然気持ちが定まってないんだもん。あたしだってつきあうのは大変よ。これで多分明日はまたけろっとしてるのが目に見えるようだわさ。まあ、いいけどね。明日は明日にまかせて今日はここいらでおしまいにするわよ。明日がみんなによい日でありますように。ほんじゃまたね。


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