2013年12月17日火曜日

メインブログからの転載

パイナップル

 
今日は帰りに阿佐ヶ谷に寄って買い物をしてきた。ついでに駅前に出ていた露天の八百屋でパイナップルも2つ買ってきた。フィリピン産でDoleのスウィーティオの札がついている。でも本物かどうかは食べてみなければわからない。

パイナップルは死んだ父が若い頃戦争で南方に行っていたので、そこで覚えたというパイナップルの実のカットのやり方を私も教わったから、割合簡単に切り分けて食べられる果物なのだ。皮のむき方の手順を知らないとどう食べていいのか、わからなくなる方もいらっしゃるらしい。

父や父の戦友の方たちは本当に仲がよくて、毎年戦友会を開いて集まり、父の葬儀のときもはるばる参加してくださっていたのを今でも覚えている。保守王国千葉県人だし、どちらかといえば右よりではあるのだけど、実際に戦争に行った父たちは決して戦争を是とはしていなかったのもしっかり覚えている。中山の法華経寺の参道沿いにある、父の幼馴染の一人だった方のお墓を見ると、いつも仲良しの友達だったんだよと言っていた父。

日本の国がこの先どういう方向に行くのか、さすがに心配になってくる昨今、パイナップルの味を味わいなおそうと思う。

とはいえ、物事の良し悪しはそう簡単に決められないのもたしかだ。とにかく、しっかりと方向性を見定めながら行くしかない。

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